太平洋からの暖かな黒潮と伊勢湾からの海水、山の養分をたっぷり含んだ川の水が混ざり合う三重県鳥羽市浦村町の生浦(おおのうら)湾。この浦村で育った、旨みたっぷりの上質な牡蠣が浦村かきです。
通常牡蠣を育てるのに2~3年の期間を要するところ、波が穏やかで牡蠣の餌となるプランクトンがとても豊富という牡蠣にとって大変恵まれた環境のおかげで、浦村かきは1年で育ちます。早く育つことにより、牡蠣特有の臭みが少なく、まろやかな味が特徴です。
雨が降ると寒くなるし、合羽が必要だし、筏の上では滑りやすくなるし、作業は倍以上に辛くなるけど、牡蠣にとってはこの雨がとっても重要なんです。
特に直接降る雨よりも山々から流れ出た山の栄養いっぱいを含んだ雨水が、牡蠣の栄養分となるので、重要なんです。
そうすることで、ぷりぷりの大きな牡蠣に育つんです。
また伊勢神宮の山々がバックにあるのも、浦村の牡蠣が美味しい理由なんです。
伊勢湾の湾口に位置するので、日本を代表する木曽三川からの栄養たっぷりの水もしっかりと享受しているんですね。近くには名水百選にも選ばれたことのある宮川に伊勢神宮を流れる五十鈴川からの水も牡蠣にとっては最高に美味しい水なんだと思います。
殻が大きいことが牡蠣の魅力ではない。殻が小さいだけがこだわりではない。豊かで恵まれた環境だからこそ、より自然に近い育て方をすることで“殻が小さく”そして“旨味の強い”手まり牡蠣が生まれるのです。 独特の臭みがなく牡蠣本来の味が楽しめる浦村かきの特徴に加え、自然由来の「甘み・旨味・食感」を突き詰めた究極の一粒を、ぜひお召し上がりください。
穏やかな海に面している伊勢志摩は「魚介類の宝庫」として知られていて、おいしい海鮮料理を求めて訪れる観光客が数多くいらっしゃいます。伊勢志摩の麻生の浦湾は、海水と真水が程よく溶け合っているため、牡蠣の養殖にも優れています。 そんな恵まれた環境で育った浦村牡蠣は、春に種付けをしてその年の秋頃には収穫できるので「1年牡蠣」と呼ばれています。1年で育つ牡蠣は臭みが少ないのが特徴で、冬には栄養をたっぷりと蓄えて身入りもよく、濃厚な味わいとなるため、最もおいしく食べられます。
奥深い味わいが魅力の浦村産の牡蠣は、観光客はもちろん地元の方にも愛されています。これからも皆様に応援していただけるよう、山安水産はおいしい牡蠣を提供し続けます。